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「調理師やめとけ」なる前に知っておきたい7つのこと

調理師になる前に知っておきたいこと

好きなことを仕事にしたいと思ってませんか?

私は料理が好きで調理師になったのに辞めていく人をたくさん見てきました。

この記事では、現役調理師の目線で以下のことを解説します。

  • 調理師やめとけと言われる7つの理由
  • 調理師のストレス対策
  • 調理師が働きやすい職場

実は私も料理の世界を1度辞めたことがあります。

料理好きには魅力的な仕事ですが、2人に1人が3年もたずに辞めていきます。

好きなことを仕事にしたい人は、この記事を参考にしてください

調理師は仕事がきついからやめたほうがいいと思われがちですが、半分正解で半分ハズレです。

なぜなら、好きなことを仕事にするのと楽なことを仕事にするのは違うからです。

目次

調理師やめとけと言われる7つの理由

調理師は料理が好きなだけでは続きません。料理を通して自分を表現したい人に向いてる職業です。

調理師やめとけ言われる7つの理由
  • プレッシャーが大きい
  • 求められるスキルが多い
  • 職場環境が悪い
  • 人間関係がギスギス
  • 給料が安い
  • 待遇が悪い
  • どうせ続かないと思われてる

料理好きには調理師は楽しくて魅力的な仕事です。

ですが、好きなことを仕事にしても毎日楽しいわけではありません。

調理師になる前に、必ず知っておきたいことを7つ紹介します

プレッシャーが大きい

調理師はプレッシャーに強くないとできません。

調理師にかかるプレッシャー

  • 食中毒は絶対に出してはダメ
  • 決められた時間内で料理を出す
  • 作った料理がSNSで拡散される

最近では「インスタ」や「Twitter」に料理の写真をのせる人がホントに多くなりました。

つまり、目の前のお客さん以外にもあなたの作った料理が晒されるということです。

下手な料理を出すと批判されますが、おいしそうな料理を出すとお客さんが増えることもあります。

プレッシャーは大きいけど、インスタ見て来ましたって言われると嬉しいです。


求められるスキルが多い

調理師は料理だけができればいい仕事ではありません。

調理師に必要なスキル

  • 調理技術
  • 違和感に気づく味覚
  • 食品衛生
  • 盛り付けのセンス
  • オペレーション管理

お客様のよろこぶ料理を作るのは当然ながら、キッチンやホールをスムーズに回すためにもオペレーション管理ができることが必要です。(オペレーションとは、スムーズに営業するためにスケジュールを組むこと)

自己満足の料理を作るのと、料理を仕事にすることは全く違います。


職場環境が悪い

調理師は技術職だけど、体力職でもあります。

調理師の職場環境あるある

  • 夏は暑くて冬は寒い
  • 仕事中は立ちっぱなし
  • 仕込みで休憩がなくなる

わたしも初めて働いた職場では、仕込みや片付け、締め作業で残業が当たり前のようになっていました。

たとえホワイトな職場でも、調理師は1日中立っていても平気な程度には体力が必要です。

人間関係がギスギス

料理の世界には昭和気質の体育会系の職場があります。

ストレスがたまる職場の特徴

  • コミュニケーションがとれない
  • 仕事の質が低くてスキルアップが見込めない
  • 結果でも努力でも評価されない

どれだけつらい仕事でも、評価されるとやりがいを感じます。

ですが、好きなことを仕事にしても認めてもらえないとやる気がなくなります。

調理師を続けるには、コミュニケーションがとれる憧れの先輩を見つけることが大切です。

給料が安い

特に新人調理師は、給料が安いです。

実際に私が初めてもらった初任給は月給16万円(総額)でした。

調理師の年代別平均年収10代20代30代
平均237万円309万円343万円
都道府県別の調理師平均年収(主要都市)東京大阪愛知
平均400万円380万円390万円
都道府県別の調理師平均年収(地方都市)青森鳥取鹿児島
平均282万円287万円275万円
参考:統計で見る日本

上記のように、調理師は年代や働く土地でも給料が大きく変わってきます。

地方ほど安くなりがちなので、新人の調理師だと月収20万あればいいほうです。

ですが、スキルや経験だけでなく職場選びで給料が上がるのも調理師です。

私が35歳で名古屋で働いていた頃は、年収540万(ボーナスあり)でした。

調理師をやるなら、スキルや経験も大切ですが職場選びが最も重要です。

待遇が悪い

調理師は職場に恵まれないと残業続きです。

調理師の悩みあるある

  • 仕込みが終わらず休憩がなくなる
  • 予約に合わせて休みが変更
  • 人手不足で残業続き

特に役職者がしっかり管理できてない職場ほど、労働時間が長くなりがちでライフワークバランスが崩れがちです。

飲食の世界で働くときは、コミュニケーションが取れる上司がいることが重要です。

どうせ続かないと思われている

ぶっちゃけ現役調理師から言わせてもらうと、これが1番だと思います。

なぜなら、好きなことを仕事にしても毎日が楽しいわけではないから。

調理師を続けるのがむずかしい理由

  • 技術は自分次第
  • 知識も自分次第
  • 盛り付けのセンスも自分次第

上記のように、調理師は教えてもらっただけでは身につかないものがたくさんあります。

今では、「研修制度」や「コンプライアンス」がしっかりしている飲食企業が増えました。

ですが、どれだけ教えてもらってもスキルアップする意思がないと身に付きません。

ですので、スキルアップできないと給料も待遇もよくならないのです。

調理師は独学で勉強する意思がないと続けることができません。

調理師の仕事のストレス対策

好きなことを仕事にしても、必ず不満は出てきます。

想像と違う。

やりたいことをやらせてもらえない。

ここでは調理師にありがちなストレスの対策法を伝授します。

調理師の仕事のストレス対策

  • 期間を決めてスキルアップ
  • 目標を決めてキャリアアップ
  • 合わない職場から異動願い
  • 休みを取ってライフワークバランスを整える
  • 最後の手段に転職する

調理師のストレスは行動で解消されることが多いです。

衝動的に退職しても今の職場よりいい環境に転職できる可能性は低いですし、ゆっくり休んで今の職場のいいところを考えるのも効果的です。

なぜなら、今の職場のメリットが見つかることもありますし、転職するときもあなたに必要な職場のポイントが見えてきます。

ストレスを感じたら強引にでも休みましょう。

ここからは、実際に見てきた調理師が辞める1番の理由を紹介します。

調理師の退職理由

調理師を辞める1番の理由は、先が見えないからです

調理師の先の見えない理由

  • 給料が変わらない
  • 待遇が変わらない
  • 技術的に成長できない

ほかにも、人間関係やストレスなどもよく言われますが、根本的に将来的に先が見えない理由で辞めていきます。

ブラックな職場でもスキルアップできれば続けている人もいますし、ホワイトな職場でも成長の見込みがなく辞める人はいます。

調理師になるなら、働きやすく成長できる職場を見つけましょう

合わない職場に当たったら、必ず準備をしてからやめましょう。

調理師を辞める前に準備すること

調理師を辞めるときは、後悔しないために必ず準備が必要です。

調理師を辞める準備

  • 今の職場で働くメリットを探す
  • これからのキャリアを考える
  • 次の仕事を探す

もちろん、限界だと思った時はすぐにやめることをオススメします。何より大切なのはあなたの体だから。

調理師が働きやすい職場

最後に調理師目線で働きやすい職場の特徴を紹介します。

調理師が働きやすい職場の特徴
  • やりたいことができる設備が整っている
  • 信用できる職場仲間がいる
  • きつくてもスキルアップできる
  • 休みがしっかりとれる
  • キッチンの動線がしっかりしている

ホワイトな職場で働いても、毎日単調な作業の繰り返しだと調理師には向いていないことが多いです。

多少ブラックでも、料理好きにはやりたいことができる職場だと自然と働きやすく感じます。

お金も大事ですが、大切なのはあなたに合った職場を見つけることです。

調理師やめとけと言われる理由まとめ

調理師やめとけと言われる7つの理由を紹介しました。

調理師やめとけ言われる7つの理由
  • プレッシャーが大きい
  • 求められるスキルが多い
  • 職場環境が悪い
  • 人間関係がギスギス
  • 給料が安い
  • 待遇が悪い
  • どうせ続かないと思われてる

上記のように、料理が好きなだけでは調理師になるのはむずかしいです。

ですが、調理師は料理が好きで料理で自分を表現したい人に向いてる職業です。

私も調理師として20年働いてつらいこともありますが、料理を楽しむことは忘れないようにしています。

調理師の道に進むなら、料理を楽しむことを忘れないようにしてください。

ブラック飲食からホワイト飲食に転職した経験談も書いてるので、調理師で失敗しないために参考にしてください。

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