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働きながら調理師免許を取るために「知っておきたいコト」
初めての国家資格試験で何から始めればいいかわからない。
働きながら調理師免許を取得するには「知っておきたいコト」があります。
- 調理師免許の3つの取り方
- 調理師試験の受験資格
- 調理師試験の勉強方法
この記事では、私が働きながら独学で調理師免許を取得した方法を紹介します。
あなたは履歴書にかける国家資格を持っていますか?
年々調理師試験はむずかしくなっていますが、合格率を上げるポイントがあります。
最後まで読んで、ぜひ調理師免許取得にお役立てください。
働きながら調理師免許を取得する方法
働きながら調理師免許を取得するには3つの方法があります。
- 調理師学校を卒業する
- 調理師試験を独学で受験する
- 調理師試験を通信講座で受験する
この記事では、働きながら独学で調理師試験に合格して調理師免許を取得する方法を紹介します。
独学では不安という人は、こちらの記事であなたに合った方法を見つけましょう。
それでは、働きながら調理師免許を取得するまでの流れから解説します。
働きながら調理師免許を取るまでの流れをザックリ解説
まずはザックリ解説していきます。
調理師免許の受験資格
調理師免許試験を受験するには、以下の受験資格を満たす必要があります。
- 調理業務の仕事(飲食店などのキッチンの仕事)経験が2年以上ある
- 2. 中学校以上を卒業済み
- 3. 健康であること(調理師免許試験合格後に医師の診断書が必要)
調理師免許試験の申し込み
調理師免許試験の申し込みに必要な書類「調理師試験受験申請用書類」は、各自治体の市区町村の保健所でもらうことができます。
調理師免許試験の受験勉強
余裕をもって6ヶ月前、遅くても3ヶ月前から勉強を始めましょう。
調理師免許試験に合格
調理師免許試験は早いと夏の終わり、遅くても秋から始まります。
調理師免許試験の受験日は、毎年各自治体で変わります。
詳しくはこちらをどうぞ→公益社団法人調理技術センター、調理師試験について
調理師免許の申請手続き
調理師免許試験に合格したら、調理師免許を取得するための申請手続きが必要。
年明けに「調理師免許試験合格証」が届くので、受験申請した各自治体の市区町村の保健所で「調理師免許」の申請手続きをしましょう。
以上が、「働きながら調理師免許を取得するための流れ」です。
ここからは1つずつ、詳しく解説していきます。
調理師試験の受験資格とは
調理師試験の受験資格 | |
---|---|
学歴 | 中学校卒業以上(卒業証明書が必要) |
実務経験 | 2年以上(詳しくはこちら調理師免許取得に必要な実務経験) |
年齢制限 | なし |
健康診断 | 覚せい剤の中毒者ではない証明書(合格後に必要) |
調理師試験を受験するには、2年以上の実務経験が必要です。
実務経験はアルバイトやパートでも大丈夫!
週4日以上1日6時間以上勤務していれば受験できます。(1つの勤務先じゃなくても問題ありません)
詳しくはこちら→調理師試験受験に必要な実務経験を詳しく解説
調理師免許試験の勉強方法
- わかりやすい参考書を選ぶ
- 参考書を最後まで読む(ざっくりでOK)
- 過去問を解く(わからないところは参考書を見てOK)
- 答えを見ないで解けるまで過去問を解く
- 苦手なところを重点的に参考書を読む
- 試験日2週間前に予想模試を解く
受験資格をクリアしたら、早めに調理師試験の勉強を始めましょう。
目安は3ヶ月!(不安な人は6ヶ月)
私はサボり癖があるので、6ヶ月前から勉強を始めました。
勉強に使う参考書は最新版が必須。
調理師試験は毎年アップデートされています。
調理師免許試験の内容と合格基準
調理師試験の内容
調理師試験の概要 | |
---|---|
受験資格 | 飲食店などでの2年以上の実務経験(週4日以上で1日6時間以上) |
受験費用 | 6000~6500円 |
合格ライン | 全科目合計点が6割以上 |
合格率 | 60.5% |
試験日 | 調理技能技術センターより発表 |
出題数と出題形式 | 全60問のマークシート方式(4択) |
試験内容(試験科目は6項目) | 「公衆衛生学」 「食品衛生学」 「食品学」 「栄養学」 「調理理論」 「食文化概論」 |
調理師免許試験は、筆記試験のみです。
科目ごとに出題数が変わるので、参考書は必ず読み切りましょう。
調理師免許試験の合格基準
調理師免許試験の合格基準は、以下の通りです。
- 筆記試験で60点以上を取得すること
- 1科目でも著しく平均点を下回らないこと
1科目でも0点があると不合格なので、気を付けましょう。
ちなみに、「食文化概論」が毎年出題数が少なく、3~4問しか出ません。
おすすめの参考書は「ユーキャンの調理師速習レッスン」
「ユーキャンの調理師速習レッスン」は、わかりやすさと覚えやすさに特化した参考書です。
教科書のように読むと眠くなる参考書から、漫画のように読みやすさだけに特化した参考書まであります。
ですが、「ユーキャンの調理師速習レッスン」は、イラストの挿絵が多く短編集のように読みやすく、項目ごとに簡単なミニテストがついてるので覚えやすいです。
私が実際に独学で勉強した方法はこちらで記事にしています。→調理師免許を独学で取得した勉強方法
調理師免許試験の受験申し込み方法
調理師試験の受験受付はゴールデンウィーク明けから開始。
「調理師試験受験申請用書類」は各自治体の保健所でもらえます。
「調理師試験受験申請用書類」とは別に自分で用意するものもあるので、事前に用意しておきましょう。
あなたが事前に用意するもの
- 受験料(6,100~6,400円)
- 証明写真800円(縦4㎝×横3㎝の履歴書で使える用)
- 卒業証明書(中学校以上ならOK)
- 住民票(発効後6ヶ月以内)
- 84円切手
調理師免許試験の受験申し込みをする際には、試験日程や受験料、受験場所などを確認しましょう。また、勉強した内容をしっかりと復習し、試験に臨みましょう。
調理師試験に合格したら免許申請をする
調理師免許は申請をしないともらえません。
申請に必要な書類
- 調理師免許申請書
- 調理師免許試験合格証明書
- 調理師免許取得手数料
調理師試験に合格すると、年明けに「調理師試験合格証」が届くので、受験申請をした保健所で免許申請をしましょう。
ここまで、働きながら調理師免許を取る方法について解説しました。
ここからは、私が実際に働きながら調理師免許を取得するまでにかかった費用を紹介します。
調理師免許を取得するために必要な費用
私が調理師試験に1発合格するためにかかった費用は「20,494円」です。(愛知県で受験しました)
調理師試験を受けるまでにかかった費用 | 金額 |
---|---|
受験料 | 6,100円 |
証明写真代(縦4㎝×横3㎝の履歴書で使える用) | 800円 |
切手代 | 84円 |
卒業証明書 | 0円 |
ユーキャンの調理師速習レッスン | 1,760円 |
ユーキャンの重要過去問・予想模試 | 1,760円 |
本試験型 調理師資格試験問題集 | 990円 |
合計 | 11,494円 |
調理師試験合格後にかかった費用 | 金額 |
---|---|
免許申請手数料(愛知県の場合) | 5,700円 |
医師の診断書 | 3,000円 |
住民票 | 300円 |
合計 | 9,000円 |
詳しくはこちらをどうぞ→調理師免許を独学で取得する費用
国家資格を取得するには受験料以外にも色々とお金がかかります。
ですが、むずかしくなったとはいえ、調理師免許は独学でも十分合格できる国家資格です。
調理師免許は更新いらずなので、履歴書に書ける一生使える国家資格が「20,494円」と考えると格安。
私が独学で調理師免許を取った勉強方法はこちらで記事にしてますので、ぜひ参考にしてください。
ここからは調理師免許を取得するメリットとデメリットを紹介しておきます。
働きながら調理師免許をとるメリットとデメリット
働きながら調理師免許を取得すると様々なメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
実践を通してスキルが身に付く お客様に信用される 職場での評価が上がる 給料が上がる 安くとれる 独立で有利 就職、転職で有利 | 勉強時間が取りづらい 仕事に左右される 自己管理が必要 |
働きながら調理師免許を取得するメリット
働きながら調理師免許を取る1番のメリットは上辺だけじゃないスキルが身に付くことです。
私は20年以上調理師をしてますが、働きながら調理師免許を取った調理師は確実にスキルが違います。
- 調理師学校を卒業して調理師免許を持ってるだけの人
- 飲食店で働いていても調理師免許を持ってない人
実践を通して身に付いたスキルは体に染みつきますし、自分の意思で勉強した経験は強みになります。
働きながら調理師免許を取得するデメリット
働きながら調理師免許を取る最大のデメリットは時間の確保です。
仕事をしながら勉強しなくてはいけないので、自己管理が必要になります。
ですが、半年前から勉強を始めれば十分間に合いますし、参考書を読み終われば過去問を繰り返しとくだけです。
実務経験ない場合の調理師免許の取り方
実務経験なしで調理師免許を取得する方法は、調理師学校を卒業するしかありません。
調理師学校は、安く見積もっても、1,000,000円以上のお金がかかりますし、卒業するには2年間の通学が必要になります。(短くても1年)
それなら、働きながら実務経験を積んで調理師免許を取得するのがスキルアップにも就職や転職にも有利です。
最後に調理師になる方法を紹介して終わりにしたいと思います。
調理師になるには
調理師になる方法はたった1つ。
調理師免許を取得するしかありません。
なぜなら、調理師免許がないと調理師と名乗ることができないから。
調理師と料理人の違いは2つ
- 料理人は調理師免許がない
- 調理師にはお客様からの信用がある
最後まで読んでいただきありがとうございました。
調理師免許を独学で取った方法も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
よくある質問
- 調理師試験はむずかしいですか?
-
ちまたで言われているほど簡単ではありません。
- 調理師はどんな人が向いていますか?
-
好きなことを仕事にしたい人に向いています。
- 実務経験証明書はどうやってもらえばいいですか?
-
飲食店勤務なら、店長や責任者に言えばもらえます。
- 調理師免許を取ってよかったことはありますか?
-
給料が上がりましたし、転職するときに好条件の転職先が増えました。
- どれくらい勉強しましたか?
-
半年前から勉強を始めましたが、サボりがちだったので集中的に勉強したのは1ヶ月です。詳しくはこちら→「実体験」調理師免許を独学で取った勉強方法
- 調理師試験に役立った参考書はありますか?
-
「ユーキャン調理師速習レッスン」です。よくおすすめされる「調理師読本」は読んでると眠くなるので、私には合いませんでした。