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「保存版」飲食店ホワイト企業の特徴を現役調理師が徹底解説
この記事では私が今まで働いてきた飲食店ホワイト企業の特徴を実体験を交えて紹介します。
- ブラック飲食からの転職を考えている調理師
- 料理は好きだけどブラック企業に入りたくないあなた
- 今の職場で将来が不安なあなた
この記事は転職活動で、ブラック飲食を避けるのに役立ちます。
なぜなら、私がブラック飲食からホワイト飲食に転職して、本当にブラックと違うなと感じたことを実体験をもとに解説しているからです。
飲食業はブラック企業しかないと思っているなら、最後まで読んでください。
飲食店ホワイト企業の特徴
飲食店ホワイト企業の特徴は、圧倒的な働きやすさです。
- 完全週休二日
- 有休が取得できる
- サービス残業がない
- 基本給が高い
- ボーナスがある
- 福利厚生がある
- 研修制度がある
- クビがない
- 離職率が低い
- 平均勤続年数が長い
調理師がホワイト飲食企業に転職するには、ホワイト企業の特徴を知らなくてはいけません。
なぜなら、大手企業だと思い転職しても中身や現場はブラック体質のことがあるからです。
そして私の実体験では、中小企業よりも大手ブラック企業ほど身につくスキルが少なく避けるべき職場です。
大手ブラック飲食の特徴 | 中小ブラック飲食の特徴 |
---|---|
単調な仕事が多い 拘束時間が長い スキルが必要ない 昇給見込みが薄い 数年後も同じ仕事をしてる可能性が高い | 担当業務が多い 拘束時間が長い スキルが必要な仕事が多い すぐ役職がつく 数年で劇的に成長できる |
将来独立するために中小ブラック企業であえて修行する人もいますが、繁忙期休みなしが当たり前の環境で働くのは想像以上に辛いです。
ここでは、ホワイト飲食企業の特徴を紹介します。
私の経験を交えて紹介するので、転職に失敗しないために最後まで読んでください。
完全週休二日
ホワイト飲食企業のわかりやすい特徴は完全週休二日制です。
完全週休二日制と週休二日制は違います!
週休2日制は、毎週2日の休みがあるというわけではありません。
月1回以上週2日の休みがあり、他の週は毎週1日の休みがあるのが「週休2日制」です。 一方、毎週2日の休みがあるのが「完全週休2日制」です。
とはいえ、シフト制が多い飲食店。
ホワイト飲食企業でも希望日に休みが取れないことや繁忙期に休日出勤することもやはりあります。
ですが、繁忙期で休日出勤になっても代休がありますし、代休を取らなくても休日出勤手当がもらえます。
有給が取得できる
ホワイト飲食企業には有給休暇があります。
当然でしょと思われるかもしれませんが、ブラック飲食では有給は取れないんです。
ブラック飲食あるある
- 有給の取り方を教えてもらえない
- 有給申請すると何かと断られる
- みんな取ってないんだからと言われる
ブラック飲食店で働いていると、有給の取り方を伝えられていなかったり、有休をとることを許されない風潮があります。
ですが、ホワイト飲食企業では有給取得を推進しています。
私もブラック飲食からホワイト飲食企業に転職したときは、自分から有給申請できなかったです。
ですが、有休がたまっていると取得するように注意されるんです。
サービス残業なし
ホワイト飲食企業は、残業すると残業代が出ます。
飲食店で働いていると、当たり前のように仕込みや閉店作業で残業しがちですが、ホワイト飲食企業で働くと残業代がちゃんと出ます。
知らない間にタイムカードに休憩時間をつけられていたりしませんか?
ホワイト飲食の場合 | ブラック飲食の場合 |
---|---|
休憩がちゃんとある 残業代が1.25倍つく 給与明細に残業代がちゃんとある | みなし残業制になっている 休憩してない休憩がついている そもそもタイムカードがない |
ブラック飲食店で働いていると、サービス残業が当然のようになりがちです。
ですが、働いた分の給与がもらえないといつの間にかやる気もなくなっていきます。
ホワイト飲食企業を探すときは、求人票に固定残業代がない会社を探しましょう。
なぜなら、ブラック飲食は手取り給与が残業代ありきの給与になっているからです。
基本給が高い
ホワイト飲食企業は、手当よりも基本給が高いです。
ですので、ボーナスがしっかり出るんです!(ボーナスは基本給×〇ヶ月で出ます)
ブラック企業では、手取り給与が役職手当や残業代ありきで設定されており、基本給より手当が高く設定されています。
私がブラック飲食にいたころの明細は基本給5万円、手当が20万円以上でした。しかも繁忙期の12月……(今思うと違法ですよね)
この場合、たとえボーナスが6か月分とあっても想像よりも少ないボーナスになります。
私がブラック飲食で働いていた時、求人票にはボーナス4か月以上とありましたが税金を引かれると20万円ももらえなかったです。
ボーナスあり
ブラック飲食とホワイト飲食の大きな違いはボーナスです。
なぜなら、安定して利益を出せる企業は従業員にボーナスを出せるからです。
ブラック飲食は人件費を削ったり、薄利多売でギリギリで経営してることが多く売り上げのわりに利益が少ないので従業員にボーナスを出せません。
私がブラック飲食で働いていたときは、料理が好きだからという理由だけで安月給でつらくてもがんばっていました。
ですが、ホワイト飲食で働いてみて、がんばった分だけボーナスが出るのでやりがいを感じるようになりました。
福利厚生がしっかりしている
ホワイト飲食企業の特徴は福利厚生がちゃんとあることです。
ホワイト飲食企業の福利厚生
- 社会保険
- 家賃補助
- 交通費手当
- 資格取得費用補助
- 食事補助(まかない)
以上は、ホワイト飲食企業でよくある福利厚生です。
私が今働いている会社では、上記以外に以下のような福利があります。
- 系列店舗での食事代無料(月に限度あり)
- 飲食店視察費用補助(月に限度あり)
個人的には、視察費用が出るのがとても助かります。
料理人をやっていると勉強のためによく食べ歩くきますが、レストランに食事に行くとお金がバカになりません。
ブラック飲食で働いていたころは、食べ歩いて勉強しろとよく言われましたが食べ歩くお金がないんですよね。
ホワイト飲食企業のすべてがやっているとは思いませんが、ホワイト飲食企業に転職してよかった1つが福利厚生の充実でした。
研修制度がある
ホワイト飲食企業は、研修制度があることが多いです。
ホワイト企業でよかった研修制度
- 調理実習
- マーケティング研修
- デザイン研修
- キャッチコピー研修
- 店舗運営、経営研修
研修内容は企業によって違いますが、私は研修制度で集客や経営の基礎を学べたのはスキルアップにとても役立ちました。
クビがない
ホワイト飲食企業は、基本的にクビになりません。
なぜなら、ホワイト飲食企業は信用を大切にしているからです。
ブラック飲食あるある
- 上司の機嫌で怒鳴られる
- 上司に気に入られないとツラく当たられる
- 上司と折が合わないと明日から来るなと言われる
私がブラック飲食で働いているときは、上司が気に入らないという理由だけでクビになる人がいました。
ですので、上司と変な距離ができてギスギスした職場になっていましたが、従業員からの信用は0でした。
飲食店はお客様からの信用も大切ですが、安心して働ける環境など従業員からの信用も大切です。
ですので、犯罪などの一部例外を除いて、ホワイト飲食企業でクビになることはありません。
離職率が低い
ブラック飲食とホワイト飲食を見分けるコツは、離職率にあります。
なぜなら、ホワイト飲食企業は少ないので料理好きの調理師はやめないからです。
私がブラック飲食にいたころは、常に人手不足に悩まされていました。
ですが、ホワイト飲食は退職者がかなり少ないです。
ホワイト飲食を辞める理由
- 独立
- 結婚や地元に帰る
- 飲食でスキルアップしてやりたい仕事に転職
- 定年で引退
- 未経験でなんとなく入社
以上の理由で退職者はいるものの、飲食経験者の離職率は特に低いです。
平均勤続年数が長い
ホワイト飲食企業は離職率も低いですが、特に勤続年数が長い人が多いです。
上記でも書きましたが、ホワイト飲食でも理由があって辞めていく人はいます。
ですが、特定の理由がない限りはやめる人が少ないので飲食の世界が好きな人はやめません。
ホワイト飲食とブラック飲食を見分けるには、離職率も大切ですが勤続年数も大切な指標になります。
飲食店ホワイト企業の探し方
ブラック飲食がたくさんある中で、ホワイト飲食を見つけるのにはコツがあります。
飲食店ホワイト企業の特徴では、ブラックとホワイトの違いを紹介しました。
ここではさらに信用度の高いホワイト飲食企業の探し方を紹介します。
平均勤続年数が長い企業
ホワイト飲食企業探しには平均勤続年数を見ることが一番大切です。
なぜなら、ホワイト飲食企業の特徴や離職率は時によって偏りがありますが、勤続年数は働きやすい環境がないと長くならないからです。
私が働いていたホワイト飲食では、10年以上の勤続年数がある人が多く、退職理由も地元に帰るが1番多かったです。
ホワイト飲食企業に転職したいなら、平均勤続年数を最初に知りましょう。
実際に食べに行く
ホワイト飲食企業を探す際は、実際に働いている人を見るのがわかりやすいです。
実際に働いている人を見ると、求人票や口コミではわからないことが見えてきます。
ホワイト飲食企業で働く人を見るメリット
- 仕事内容がわかる
- 今までの職場との違いがわかる
- 職場の環境がわかる
- あなたが働くイメージがわく
- 人間関係がわかる
私も今の会社に転職する前、魅力を感じた飲食店に食べに行ったことがあります。
ですが、想像と違う現場だったり人間関係がギスギスしていそうな現場がありました。
食べに行くのがむずかしい時は、電話対応を確認しましょう。
実際に電話して予約状況を聞いてみると、普段どんな対応をしているかわかります。
転職エージェントを使う
転職エージェントはホワイト飲食企業を効率よく探すことができます。
なぜなら、希望条件を伝えることであなたに合ったホワイト飲食企業をピックアップしてくれるからです。
転職エージェントは、ハローワークや一般求人サイトと比べて圧倒的にブラック飲食が少ないです。
特に、調理師は残業が多く時間が足りませんし、働きながらの転職活動は時間も体力も使います。
ですが、転職エージェントを使うとエージェントがホワイト飲食をピックアップしてくれます。
特に、初めての転職サポートに強いdodaや飲食業界に精通している就職shopはホワイト飲食企業探しにオススメです。
面接で必ず雇用形態を聞く
ホワイト飲食企業は、面接の応対も丁寧です。
なぜなら、コンプライアンスがしっかりしているから。
面接時に聞きたいこと
- 給与(基本給や手取り)
- 勤務形態
- 社会保険や福利厚生
- 有給取得率など
面接では聞きづらいこともあるでしょう。そんな時は、あなたが一番重要視していることだけで大丈夫です。
なぜなら、ブラック飲食ははぐらかしたり顔色が変わったりするから、あなたは違和感を感じるはずです。
離職率の高い企業はホントに危ない?
ぶっちゃけ、離職率は低いに越したことはありませんが、1つの目安にすぎません。
なぜなら、離職率は年代によりムラがあるからです。
ホワイト飲食企業で見てきた退職理由
- 独立
- 結婚や地元に帰る
- 未経験でなんとなく入社してきた
- 定年で引退
- 飲食でスキルアップしてやりたい仕事に転職
以上のことから、ホワイト飲食でも退職する人がいます。
ハローワークや一般求人サイトは危ない?
ハローワークや一般求人サイトは危ないというよりも、ブラック飲食が多いです。
なぜなら、ハローワークや一般求人サイトは掲載費用が格段に安いから。
ですので、広告費をかけないブラック飲食は、掲載費の高額な転職エージェントよりもハローワークや一般求人サイトで求人しがちです。
むしろ、転職エージェントにはブラック飲食が少ないと言えます。
飲食業ホワイト企業ランキングトップ10
飲食業にはホワイト企業ランキングがあります。
なぜなら、飲食業も働き方改革が進んでおり、ブラック企業を排除する方向に進んでいるからです。
以下にリンクを張っておきます。
飲食業「ホワイト度」ランキング(引用・働きがい研究所)
こちらの記事は、社員の口コミをまとめたサイトです。
私が実際に働いていた会社もありますし、役員だけではなく現場もホワイトな職場が多いです。
外食業界で働きやすい会社「実体験」
外食業界でも働きやすい職場があります。
ここでは、私が飲食業ホワイトランキングに入る企業で働いていた実体験を紹介します。
ホワイト飲食で働いた実体験
私は20代のころに大手ホワイト飲食企業にいましたが、今考えても働きやすさでは一般企業と比べても群を抜いていました。
大手ホワイト飲食企業の良かった点
- ボーナスが出るのでやりがいがある
- 完全週休二日で有休もあるので、休みに旅行に行ける
- 残業がほぼないので、毎日時間に追われることがない
ボーナスがしっかり出ましたし(基本給も高く20万程)、有休消化率100%でしたし(休みは旅行に行ったりしていました)、残業もほぼありませんでした(残業の時は残業代が1分刻みで出る)。
転職前は超絶ブラックにいたので、天国のような職場でした。
ホワイト飲食に転職できた理由
私がホワイト飲食に転職できたのは、ズバリブラック飲食での経験が評価されたからです。
これは面接をした人事部長に直接聞いたことですが、「実力社会で働いた経験」が評価されました。
私は高卒で、18歳から飲食の世界で働いています。
集団面接では、大卒の中にポツンと私がいて場違い感を感じてましたし、学歴では全くかないませんでした。
ですが、私がブラック飲食で働いていたことが決め手になったそうです。(ガマンしながらも3年以上働いていたことや、すべてのポジションをたらいまわしにされた現場経験が評価された)
ホワイト飲食を辞めた理由
私がホワイト飲食を辞めた理由は、料理人としてスキルアップするのに時間がかかりそうだったからです。
料理人として学びたかった事
- 調理技術
- 店舗運営や飲食経営
- 将来のためにマネジメントやマーケティング
私は料理人として料理もやりたかったですが、飲食店経営やプロデュースなどにも興味がありました。
ですが、大手ホワイト企業では良くも悪くもマニュアルがしっかりしており年功序列の風土も強いので、学びたいことが学べるまで相当年数がかかりそうでした。(しかも、大手ホワイト飲食企業は退職者が少なく、店舗運営や新規出店立ち上げなどにかかわるまで10年以上かかりそうでした)
ホワイト飲食を辞めて後悔した?
私はスキルアップのためにホワイト飲食を辞めましたので、ぶっちゃけ私は後悔していません。
今は同じくらいホワイト飲食で働いているので、いい経験になったと思います。
ホワイト飲食を辞めるメリット | ホワイト飲食を辞めるデメリット |
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大手企業で働いた実績が次の転職で有利 ホワイト飲食の働き方を次の職場に生かせる 転職でステップアップできる | ホワイト飲食は少ない 転職でブラックに当たる可能性がある |
働いてみてわかりましたが、飲食業はスキルアップとホワイトな働き方の両立はむずかしいと感じました。
ですので、スキルアップしてからホワイト飲食に戻ろうと思って辞めました。
ですが、実際にホワイト飲食を辞めてから、ホワイト飲食に戻るまでかなり時間がかかりました。
結果的に、今は新規店舗のコンセプトから立ち上げもできますし、経営に必要なFL管理や3C分析なども学べましたし、ホワイト飲食に戻れたので辞めてよかったです。(その間またブラック飲食も経験しましたが…)
飲食店ホワイト企業で働くメリットデメリット
ホワイト飲食で働くメリット | ホワイト飲食で働くデメリット |
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残業がない 有給、ボーナスがある 時間の余裕がある 福利厚生がしっかりしている | 役職に就くまで時間がかかる スキルアップに不向き 独立志向の人には向いていない デメリット |
ホワイト飲食企業は、独立志向の強い方や起業を考えている人には向きません。
ですが、好きな料理を仕事にして休みを充実させるのに最高の職場です。
ブラック飲食では見ない完全週休二日ですし、サービス残業もありませんし、ボーナスもしっかりあります。
飲食にホワイト企業はない?Q&A
ここでは、今の職場で私が面接する際に聞かれることや、調理師志望のアルバイトさんに聞かれることをまとめました。
- 飲食=ブラックのイメージですが、ほんとにホワイト飲食企業はありますか?
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あります。
- 土日休みたいんですが、飲食業で土日休みは無理ですか?
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飲食業態によります。繁華街では営業してる店舗が多いですが、ビジネス街では土日定休日もあります
- ホワイト飲食企業の転職に、調理師免許は必要ですか?
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必須ではありませんが、調理師免許があると転職に有利です。(私も最初の転職は調理師免許を取得してませんでした)
- なぜホワイト飲食企業は少ないんですか?
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これは私の意見ですが、飲食店経営者に経営のプロが少ないからだと思います。(今まで働いたブラック飲食は料理はできるけど経営の経験がない方やマーケティングを知らない方が多かったです)
飲食店ホワイト企業転職におすすめの転職サイト
実際に私がホワイト飲食企業の転職に使った転職サイトを2つ紹介します。
- ブラック飲食を脱出したいあなた
- 働きやすい職場で料理がしたいあなた
以下から完全無料で登録できるので、ぜひ活用してください。
以下では、調理師にオススメの転職サイトも紹介しています。
将来が不安な職場で働いている調理師は、ぜひ読んでください。