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調理師免許の必要性。年収UP!?なんのために料理人は国家資格を取るのか?

調理師免許の必要性

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巷では、調理師免許は意味ないと言われていますが、本気にして損してませんか?

この記事では、現役20年の料理人が調理師免許の必要性とメリットデメリットも解説します。

筆者も、料理ができれば調理師免許は必要ないと思ってました。転職活動するまでは。

ですが、ブラック飲食店から転職の際に免許取得者と無免許との年収の違いや募集企業の差を見て調理師免許の必要性を感じ、働きながら独学で取得。

調理師免許がきっかけで、転職に成功しました。

あなたも残業がなく、休みが取れて、しっかり給料がもらえる職場に行きませんか?

家と職場の往復だけの生活から解放され、休みは食べ歩きや趣味の時間が作れます。

この記事を読めば、なんのために調理師免許が必要なのかわかります。

この記事の内容

  • 調理師免許がなぜ必要なのか?
  • 調理師免許のメリット・デメリット
  • 調理師免許取得者と無免許との差

無免許料理人が調理師免許取得者より評価されることはありません。

なぜなら、食品衛生が厳しくなる昨今、料理人には信用が求められるからです。

料理人として、年収を上げステップアップするには調理師免許が必要です。

あなたが信用を得るため、お客様から信用を得るためにも、早めの調理師免許の取得をおすすめします。

実際に、筆者の在籍してる会社では調理師免許取得者は初任給が上がります。

調理師免許は一度取得すれば更新がいらない一生使える国家資格です。

調理師試験の概要

受験資格飲食店などでの2年以上の実務経験(週4日以上で1日6時間以上)
受験費用6000~6500円
合格ライン全科目合計点が6割以上
合格率60.5%
試験日調理技能技術センターより発表
試験内容(試験科目は6項目)「公衆衛生学」
「食品衛生学」
「食品学」
「栄養学」
「調理理論」
「食文化概論」
調理師試験の概要

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目次

調理師免許の必要性

調理師免許の必要性

料理人には、調理師免許が必要です。

なぜなら、あなたの料理人としての技術と知識を証明するものがないから。

たとえあなたが有名店での経験があったとしても、無資格では信用されるまで苦労するでしょう。

転職したときに、ゼロから実績を作ったり、昇進試験が必要だったり、あなたの腕を認めてもらうまでに時間がかかります。

無資格の料理人。

調理師免許取得10年の料理人。

その差は歴然、火を見るより明らかです。

早めに調理師免許を取得しましょう。

調理師免許がないとできないこと

調理師になるには調理師免許が必要です。

調理師免許がないと調理師と名乗れません。

調理師免許は「名称独占資格の国家資格」です。

調理師免許を持たないと、肩書としても名刺に書くことも名乗ることもできません。

調理師免許は社会的信用につながる国家資格です。

料理人の常識、食品衛生の知識も身につくので、調理師免許を取得しましょう。

つまり、料理人として働く上で、調理師免許取得で無資格者との差ができます。

詳しくはこちらで解説してるので、ご覧ください。

お客様は、料理人は調理師免許を持ってると思ってる。

料理人として働いていくには、信用が必要です。

お客様は、美味しい料理を安心して食事しに飲食店に来店します。

昨今、レバ刺しが食べられなくなったり、ユッケの提供がむずかしくなったり、食品衛生法が厳しくなりました。

あなたは調理師免許取得者の料理人と無免許の料理人、どちらの料理を食べたいですか?

調理師免許は、料理人としての信用につながる必要最低限の資格です。

専門調理師(調理技能士)の取得に必要

専門調理師(調理技能士)は調理師免許が必要な資格です。

調理師の上位資格の専門調理師は、調理師免許取得後の実務経験が3年以上必要です。

専門調理師は料理人としての信用につながる以外にも、年収アップや調理師専門学校の教師になることもできます。

専門調理師を取得するには調理師免許が必要。

必要な時に取れないことのないように、調理師免許を取得しておきましょう。

調理技術技能センター公式サイト

調理師免許なんのため?

調理師免許なんのため

料理人は信用のために調理師免許を取る

お客様は、料理人は調理師免許を持ってて当然と思ってます。

アルバイトならいざしらず、料理人として働いている人が無免許と知られたらどう思うでしょう。

レバ刺しが食べられなくなり10年、HACCPも導入され食品衛生基準は昨今高くなっています。

料理人には、お客様の信用が必須です。

調理師免許は、あなたの社会的信用の肩書にもなります。

調理師免許の取得で年収が上がる

調理師(調理師免許取得者)に手当を設定している企業がある。

転職する際も、調理師免許の有無で年収も募集企業も変わります。

一生今の会社で働くなら関係ないかもしれませんが、料理人としてステップアップするためには、調理師免許の取得が信用、知識、料理の幅を広げるのにとても役立ちます。

あなたが経営者なら、無免許の料理人、調理師免許取得者の料理人、どちらを採用しますか?

調理師免許がないと損します

無資格料理人は、調理師免許取得者より下に見られる。

調理師免許取得者でも料理ができない人がいます。

食材の目利きもできず、レシピを作ることもできず、言われたことをやるだけのマニュアル料理人もいれば、調理師免許を取っただけの人もいます。。

ですが、無免許だと料理ができない人より下に見られてしまいます。

なぜなら、あなたを知らない人には分からないから。

無資格料理人は料理ができても、そんな人達よりも下に見られてしまいます。

決して難しい資格ではないので、料理人は調理師免許を取得しましょう。

調理師免許必要ないと言われる理由

調理師免許は飲食業に必要ない

飲食店の開業に調理師免許は必要ないからです。

飲食店の開業に調理師免許は必要ありません。

飲食店の開業に必要な資格は以下の2つです。

  • 食品衛生責任者
  • 防火管理者

上記の2つの資格があれば、飲食店を開業できます。

収容人数が30名未満の飲食店は、食品衛生責任者があれば開業できます。

食品衛生責任者

飲食店の開業に必須の公衆衛生を目的とした資格です。

食品衛生協会が開催している講習会を受講する必要があります。

日本食品衛生協会

調理師免許取得者は申請のみで資格をとることができます。

防火管理者

飲食店の収容人数が30人以上の場合に必要な資格です。

防火管理者は2種類あり、延べ面積が300㎡以上(甲種)と300㎡未満(乙種)です。

カウンターのみの店舗や30人未満の飲食店の経営では、防火管理は必要ありません。

防火管理者(甲種)は講習が2日、(乙種)は講習が1日です。

調理師免許がなくても料理人になれる

料理人に調理師免許は必要ない

料理人に必要なのは、技術、経験、知識で、調理師免許は必要ありません

料理さえできればそれでいい人には、調理師免許は必要と感じないかもしれません。

求人情報や転職サイトを見ても、給料を選ばなければ資格なしでの募集もあります。

ですが、料理人としての将来を考えたときに調理師免許は取得するべきでしょう。

なぜなら、料理人としての実績や経験を証明するためにも必要だから。

転職したり独立して起業したりするとき。

あなたは調理師免許を持つ料理人と持たない料理人、どちらを採用しますか?どちらのお店に食事に行きますか?どちらの人に銀行はお金を貸すでしょうか?

料理人として将来を考えたとき、無免許で損することはあっても得することはありません。

料理人に調理師免許は必要ないという人がいる

時々、調理師免許なんて必要ないという人がいますが、本当にあなたのことを思っているのでしょうか?

調理師免許は必要ないという人はあなたに抜かれるのが怖いのかもしれません。

あなたが料理人として働くのに、調理師免許を持っていて得することはあっても損することはないでしょう。

料理人としてのステップアップ、オーナーシェフや独立を目指すなら調理師免許は必要。

なぜなら、調理師免許さえも取得できない人は信用に欠けるから。

調理師もいない飲食店がお客様の信頼を得て長く続くこともないでしょう。

実際に飲食店の70%が3年で閉店するのも無関係とは思えません。

料理人のステップアップや経験を証明するために調理師免許は必要です。

調理師免許のメリットデメリット

調理師免許のメリット、デメリット

調理師免許を取得するメリットデメリットの解説を簡単にします。

調理師免許のメリット・デメリット

メリットデメリット
一生使える国家資格
社会的信用につながる
就職、転職で有利
料理の幅が広がる
衛生管理(HACCP)の知識が得られる
働く飲食店のレベルが上がる
食品衛生責任者の講習が免除される
勉強が必要
お金がかかる
調理師免許のメリット、デメリット

詳しくはこちらをどうぞ→自称料理人?笑。調理師免許のメリットデメリットをプロが解説

調理師免許のデメリット

調理師免許の取得には2通りありますが、どちらにも共通のデメリットがあります。

調理師免許の取り方

  • 調理師専門学校の卒業
  • 調理師試験の受験(2年の実務経験が必要)

勉強が必要

調理師試験は6科目ありますが、勉強が必要です。

経験を積んだ料理人なら総括するような問題ばかりですが、経験が短い料理人はしっかりと勉強することが必要です。

この点は、調理師専門学校は教育課程を修了すれば取得できるので有利です。(お金がかかりますが)

調理師試験の過去問をやると、料理人なら聞き覚えのあることがたくさん出てきます。

調理師免許の合格率は60.5%の一生使える国家資格です。

お金がかかる

調理師専門学校の場合。

コースによっては200万円以上かかります。安価な1年コースでも100万円と国家資格を取るためとは言え高額と言えるでしょう。

独学の場合

実務経験2年以上あれば、7,000円で取得できます。

すでに飲食店で働く料理人は、7000円で国家資格が取得できるので調理師免許を取りましょう。

実務経験があれば、聞き覚えのある内容も多いので難易度は低いです。

むしろ、調理師試験の難易度が高いと感じる人は料理人に必要な知識なので、ぜひ取得してください。

調理師免許のメリット

調理師免許のメリット

調理師免許は国家資格です。

目に見えるものは少なく感じますが、無資格者との差ができたり、転職で年収アップしたり、料理人としての実績を証明できたり、本質的なメリットが多数あります。

一生使える国家資格

調理師免許は更新いらずの国家資格。

調理師免許には有効期限がありません。

つまり一度取得すれば更新がないので一生使えるんです。

独学だと、一生使える国家資格が7000円で取得でき、生涯年収アップも期待できるのでコスパもいいです。

調理師免許の合格率は60.5%と国家資格の中でダントツに高いです。

社会的信用が得られる

調理師免許は無資格者との差別化に必要です。

調理師免許取得者は、お客様からの信用も得られるし、企業からの信用も得られるし、あなたの肩書としても利用できます。

レバ刺しが食べられなくなり衛生管理が厳しくなった昨今、無資格者とは比べるまでもないでしょう。

独立や起業で銀行から融資を受ける場合に、国家資格が信用の助けになることがあります。

国家資格持ちの料理人と無免許では比べるまでもないでしょう。

就職、転職で無免許と差がつく

大手企業ほど調理師免許取得者は無資格者より優遇されます。

HACCPが導入され衛生管理が厳しくなった昨今、大手企業ほど調理師免許は優遇されるでしょう。

調理師免許手当がつく企業は、5,000〜20,000円の資格手当が付く場合もあります。

実際に筆者が転職した際には、年収が600,000円UP、休みが完全週休2日になりました。

あなたも残業が当たり前の生活から開放されませんか?

調理師免許は、無資格者との差別化に必要です。

料理人のステップアップにつながる

調理師免許を取得すると料理に幅が広がります。

  • 食文化概論
  • 栄養学
  • 食品学
  • 食品衛生学
  • 公衆衛生学
  • 調理理論

栄養学や食品学は旨味成分の相乗効果や対比の理論、メイラード反応など本質的な知識をあらためて学ぶことで料理の幅が広がります。

特に、生食用生肉の基準は料理人に必要な知識です。

低温調理やレアステーキなど、提供するためには中心温度の加熱時間やトリミングなど必要な知識があります。

お肉はよく焼いて食べよう(厚生労働省)

美味しく調理した食肉を正しく提供できるように、調理師免許を取得しましょう。

1つのお店のやり方しか知らない料理人にとって、調理師免許の取得はメリットが大きいです。

飲食店営業に必要な知識が得られる

飲食店営業には、衛生管理(HACCP)の知識が必要です。

衛生管理が厳しくなった昨今、飲食店を営業、運営するには衛生学や衛生法規の知識が必要です。

食中毒1つで営業停止になる飲食店では、お店を守る意味でも衛生管理を学びましょう。

今なお衛生管理が緩い店舗は危機感を持ってください。

調理師免許では、衛生管理の知識も得ることができます。

2021年6月より衛生管理の一環としてHACCP導入、運用が完全義務化されました。

働く飲食店のレベルが上がる

調理師免許取得者は、働く飲食店のレベルを上げることもできるし、より高いレベルのレストランで働くこともできる。

調理理論や衛生管理など理論的に理解できるため、あなたのスキルアップにも、スタッフを成長させる事もできます。

つまり、あなたが働きたいレストランに転職しやすく、無免許より優遇されます。

筆者の働く飲食企業は調理師免許が採用基準の1つになっています。

各店舗に調理師が配属されており、調理師免許の手当制度もあり、完全週休2日制です。

一般企業では当たり前かもしれませんが、飲食企業ではホワイト企業になります。

各店舗で調理師がしっかり管理することでQSCが上がり、顧客満足度が上がって再来店に繋がりお店も繁盛。

給与に反映され、休みも取れ、好循環が生まれることでお店全体のレベルも上がります。

結果として、調理師免許があなたの生活をよくするきっかけになります。

補足

調理師免許を軽視する経営者は問題を見逃しがちで、調理師のことも軽く扱いがちです。

つまり、ブラック飲食店ほど利益優先でQSC(衛生管理や料理の質、接客)の問題をおろそかにして、信用がなくなった頃には手遅れな状態になっていることがあります。

時々、食品の異物混入がTwitterで上がったりしますが、見落とし以前に調理場の明るさが足りなかったりします。

調理場の照明は500ルクス以上と特定基準で決まっています。

食品衛生責任者の講習が免除される

飲食店の開業、立ち上げには食品衛生責任者の資格が必要ですが、調理師免許取得者は申請だけで資格が取得できます。

講習(一日かかる)、受講料(6,000円ほど)も免除。

特に、飲食店開業や独立する際は、経費削減にも時間の節約にもなります。

以上のことからも、優良企業ほど調理師免許取得者が必要とされるます

無免許者とは必ず違いがでるので、料理人は調理師免許を取得しましょう。

ウェイターにも調理師免許が必要?

接客サービスは飲食店のレベルを引き上げます。

アテンドや料理のサーブなど、接客のレベルアップに関しても調理師免許が役立ちます。

レストランでは料理説明などシェフがやることも多いですが、1流と呼ばれるレストランでは接客を完ぺきにこなすウェイターがホール業務責任者として一任することも多いです。

ウェイターに必須とは言いませんが、調理師免許が無免許者との差別化に役立つのは間違いありません。

忙しくて調理師試験を受けられない

ブラック飲食店

調理師免許は応募から試験まで、半年以上の期間があります。

お店を休めない料理人は、事前に相談しシフトを組みましょう。

あなたのスキルアップを応援してくれない飲食店は、ブラックの可能性があります。

ブラック飲食店を脱出するためにも、国家資格の調理師免許を取得しましょう。

調理師免許の必要性まとめ

調理師免許の必要性とメリットデメリットを解説しました。

調理師免許は信用に繋がり、あなたの料理人としてのスキルを証明してくれます。

調理師免許のメリット・デメリット

メリットデメリット
一生使える国家資格
社会的信用につながる
就職、転職で有利
料理の幅が広がる
衛生管理(HACCP)の知識が得られる
働く飲食店のレベルが上がる
食品衛生責任者の講習が免除される
勉強が必要
お金がかかる
調理師免許のメリット、デメリット

調理師免許は必要ないと言われることがありますが、無免許との差は歴然です。

飲食店で働いている料理人は、わずかな投資で一生使える国家資格が手に入ります。

調理師免許はホワイト飲食店に転職する手がかりにもなります。

調理師免許試験は1年に1度。

料理人は調理師免許を取得しましょう。

私がホワイト飲食店に転職するために使った転職サイトもまとめています。

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